QBOOKS詩人バトルの感想・批評をやり取りする場です。

詩人バトル読書会

スレッドは1作品ごとを基本にしてお願いします。

第122回 うみどり 石川順一さん - 金河南

2011/06/08 (Wed) 09:55:13

全体的に、まったく何も感じませんでした。
感じない、というには少し違うかもしれません。

何が言いたいのか、というのは、何を主題にするか、ということです。
主題となる語を盛りすぎて、どれも手をつけられない、といった方が正しいです。


アニメやマンガなどの言葉をどこまで入れて良いのか? は、永遠の課題です。
ガンダムを知らない人間がこれを読んだ場合、
もしくは
ガノタ(ガンダムオタク)がこれを読んだ場合、
というのを
考えていないのだと思いました。

「どかんどかんと」

「ガイーン」もしくは「アッガイ」にしたら、
僕はもっともっと好感を持ってこの詩に入れた。


「父は父は父は」

くりかえしの必要性を感じませんでした。

先も言った通り、主題となる語を盛りすぎです。
タイトルが「うみどり」なら、うみどりを主題とするべきで、父は脇役程度に抑えておくべきでは? と考えます。

では父は、どうすれば脇役になるか。
僕であれば

***

扉が 慣性のままに閉まって行く父は

うみどりはプリーズプリーズミーと
今日も鳴いて居る

***

とするところです。

または、父は~のあと一行あけ、
最後の二行のみを一連とします。

「父は」で、一呼吸おければ、良い脇役となるでしょう。

Re: 第122回 うみどり 石川順一さん - 石川順一

2011/07/31 (Sun) 20:03:09

 カメレスですが評を有難う御座います。そうですね、改作案など検討したいと思います。主題と言うのは難しい問題でこの詩は少しリラックスしすぎて作詩してしまったかも知れません、確かに焦点がしっかりして居る方が安心して読めるかもしれませんね。ただこの詩の場合、やはり「父」と言うのも結構重要なファクターなので、私としてはタイトルは「うみどり」だが「父」と言うのも「うみどり」と略(ほぼ)同格か「うみどり」以上の存在感を持たせたかったと言うのも言い添えて置きたいです。

名前
件名
メッセージ
メールアドレス
URL
文字色
編集/削除キー (半角英数字のみで4~8文字)
プレビューする (投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.