QBOOKS詩人バトルの感想・批評をやり取りする場です。

詩人バトル読書会

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第121回 フライパン Tsu-Yoさん - 日向さち

2011/04/28 (Thu) 20:17:02

凛々椿さんの作品の次に読むと地味だけど、この雰囲気は好き。
何かに書き添えられているくらいが一番ぴったり来るかなと思った。

第121回 フライパン Tsu-Yoさん - 金河南

2011/05/01 (Sun) 08:38:44

前半・中盤・後半、すべてがバラバラに持ち寄って縫い合わせたもの、という印象を受けました。

『きみは~~略~~言葉を紡ぎだす』まではすごく良いと思います。
しかし、その次の

 >「美味しいですよ」とか
 >「残さず食べてね」とか
 >そんな、

が、前半と合っていない雰囲気です。
その後は前半と似たような感じに戻りますが、最後の

 >たとえば
 >詩人が紙のうえに書いて消した
 >最初の一行のような

でまた違う雰囲気になってしまったな、という受け取りです。統一されるような修正もなく終わり、後味が悪いです。

では、どうすれば統一感がとれるのでしょうか?

まず一番簡単な方法は、連に分けることです。
これで言葉自体を修正変更しなくとも良く、さらに、フライパンからの言葉をカギかっこで括らなくても良くなります。

次に「とか」と「たとえば」をなくすことです。
このふたつの語句は、最初をた行で強く発音するため、くだけた印象を読者に与えます。
これをなくすだけで、ずいぶん雰囲気が統一されると思います。

また、上で言っていたような、中盤と後半のようなくだけた雰囲気を均等に全文にわりふる、という方法もあります。
簡単にいうと一行目と十行目の最後をた行に変更します。
一行目「きみはキッチンに立って」
十行目「誰かに向けられた言葉じゃなくて」
これだけで統一された雰囲気になります。


個人的な好みで言うと「詩人」は別な人種にかえてほしかったと思いました。
フライパンが喋るくらいの良い発想なので、詩人ではなくキッチン用品が出てくれると、ちゃめっ気と爽やかさを併せ持つ読了感になったかな、と。これは好みの話です。

稚拙ながら批評させていただきました。
どうもありがとうございました。

Re: 第121回 フライパン Tsu-Yoさん - Tsu-Yo

2011/10/03 (Mon) 21:56:03

せっかく感想をいただいていたのに、
返信がすっかり遅くなってしまい大変申し訳ございません。
今更すぎますが……


>>日向さん
お久しぶりです。3年ぶりに書いてみました。
久々に書いたら驚くほど上達していた!!
というのを期待していたのですが、
そんなうまい話があるはずもなく……。

>>何かに書き添えられているくらいが一番ぴったり来るかなと思った。
今、「○○良品」のお店にいっていただくと、
キッチン用品などに僕の言葉が書き添えられています(笑)



>>金河南さん

はじめまして(なのに亀レスでごめんなさい)。
こんな短い詩を、丁寧に読んでくださりありがとうございます。
ご指摘いただいた通りに直してみました。

 きみはキッチンに立って
 フライパンで喋りはじめる
 押したり引いたり
 きみが規則正しく振るたびに
 フライパンが言葉を紡ぎだす
 それは、
 「美味しいですよ」とか
 「残さず食べてね」とか
 そんな、
 誰かに向けられた言葉じゃなくて
 きみがきみ自身に
 語りかけるための言葉
 たとえば
 詩人が紙のうえに書いて消した
 最初の一行のような

ちょっとした修正ですが、
こっちの方が、リズムがいいですね!
ということで、某フォーラムに投稿したものも、
こっそりと修正させていただきます(笑)
ありがとうございました。

Re: 第121回 フライパン Tsu-Yoさん - 日向さち

2011/10/11 (Tue) 23:52:45

Tsu-Yoさん、お久しぶり。
ここに書くことじゃないかもしれないけど、チャンピオンの選出が無いバトルに投票してくれてありがとうね。
Tsu-Yoさんは最初の印象が良かったから、驚くほど上達というのはかなり難しいと思う。

○○良品、いつまでだろう?
近所には無いけど、行けたら行きたい!

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