詩人バトル読書会
スレッドは1作品ごとを基本にしてお願いします。第7回詩人バトル那智 [ナチ]さん - 石川順一
2015/11/09 (Mon) 18:04:23
「ブランコは 少し濡れて 肌に冷たい
背後には 朝の予兆があった
眼前には 夜の余韻が見えた」
この冒頭部、柔らかいですね。表現の柔軟性がぶしゅーっと感じられます。そして
「まだ 月 が殺されていない だから
もう 太陽 が息を吹き返す だから
静寂が 大音量で響き 耳に触れた」
ここは単純に夜明けから陽が昇る頃と散文的に解釈する事も出来ますが、柔軟な表現で、どばどば迫るものが有りました。